虎の威を借る狐、戦国策、ひらがな

借虎威

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「借虎威」の現代語訳・書き下し文です。

縦書き・読み仮名付きの書き下し文です。

現代語訳には語句・句法の説明が付いています。

歴史的仮名づかい・現代仮名づかいの両方に対応しています。




     [ 書き下し文 ]

借虎威 書き下し文


     [ 現代語訳 ]

荊の宣王が大勢の臣下に尋ねた、

「私は、北方の諸国が昭奚恤を恐れていると聞いている。

はたして本当なのだろうか」と。

大勢の臣下に答える者はいなかった。

江乙が答えて言った、

「虎はすべての獣を捕えて食べていた。 狐を捕えた。

狐が言った、『あなたは決して私を食べてはいけません。

天の神は私を全ての獣の頭にしました。

今あなたが私を食べたら、それは天の神の命令に逆らうことになります。

あなたが私のことを信用できないのなら、

私はあなたのために先に立って歩きましょう。

あなたは私の後ろについて見ていてください。


     [ 語句・句法 ]

・ 群臣 … 多くの臣下

・ 誠に … 本当に

・ 何如 … どのようであるか

・ 百 … 数が多いことを意味する

・ 無かれ … 禁止

・ 敢へて … 進んで

・ 天帝 … 万物を支配する神

・ 使A〜 … 「使役形」で「Aヲシテ〜しム」

  と読み「Aに〜させる」という意味

・ 以A為〜 … 「Aヲもつテ〜トなス」と読み

  「Aを〜と思う」という意味

・ 随ふ … ついていく

・ 観る … 観察する


 [ 歴史的かなづかい ⇒ 現代かなづかい ]

・ 王(わう) ⇒ 王(おう)

・ 問ひて ⇒ 問いて

・ 曰はく ⇒ 曰わく

・ 昭(せう)奚恤 ⇒ 昭(しよう)奚恤

・ 対ふる ⇒ 対うる

・ 江(かう)乙 ⇒ 江(こう)乙

・ 獣(じう) ⇒ 獣(じゆう)

・ 食らふ ⇒ 食らう

・ 敢へて ⇒ 敢えて

・ 長(ちやう) ⇒ 長(ちよう)

・ 逆らふ ⇒ 逆らう

・ 先行(かう) ⇒ 先行(こう)

・ 随ひて ⇒ 随いて


     [ 原文 ]

荊宣王問群臣曰、

「吾聞北方之畏昭奚恤也。果誠何如。」

群臣莫対。

江乙対曰、「虎求百獣而食之。得狐。

狐曰、『子無敢食我也。天帝使我長百獣。

今子食我、是逆天帝命也。

子以我為不信、吾為子先行。

子随我後観。





借虎威 書き下し文・原文

   

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借虎威 現代語訳・原文

   

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